6 Mar 2016
更年期の女性にとって、欠かすことのできない栄養素が『イソフラボン』です。
そして、どの年代の方にも必要な、体を作る基礎になるのが『たんぱく質』ですね。
そのイソフラボンと良質なたんぱく質を両方とも
豊富に含んでいる食材が『大豆製品』です。
以前私が更年期障害で一番つらかった頃に飲んでいた
スムージーの記事で大豆の栄養に少し触れました。
更年期障害でつらかったときに助かった豆乳のスムージーレシピの記事>>
今回は大豆についてもう少し詳しく、
特に大豆イソフラボンついて書いてみます。
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大豆に含まれる栄養素と更年期における効果
・イソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので
更年期の症状を緩和する
・大豆たんぱく
血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を抑えて
コレステロール値の上昇を防ぐ
・食物繊維
不溶性食物繊維が多く含んでいるので、
血糖値の上昇がゆるやかになり、便通にも良い
・ビタミン・ミネラル
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが骨を強化し、
抗酸化ビタミンで美肌効果もある
・大豆ペプチド
血管に働きかけて血圧低下に作用したり、
筋肉の修復を促す働きもある
・βコングリシニン
大豆たんぱくに含まれる成分で、
中性脂肪を低下させて内臓脂肪をつきにくくする
・オリゴ糖
腸内細菌のエサになって善玉菌を増やして、
腸内環境を良くする作用がある。
・レシチン
大豆の油脂成分で、細胞膜の原料となって、
美肌作りや脳の老化防止に役立つ
・サポニン
大豆のアクの成分で、抗酸化作用で血液をサラサラにして
糖化たんぱく質を排出する。
イソフラボンの働き
イソフラボンは、大豆に含まれるポリフェノールです。
では、そのイソフラボンの働きはどんなものでしょうか?!
更年期障害の症状の緩和
女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、
ホルモン調整に働きかけ、ホットフラッシュや動悸、息切れなどの
予防やつらい症状を和らげてくれる。
骨粗鬆症の予防
閉経後の骨から溶け出すカルシウムを抑えるので、
骨粗鬆症の予防効果がある。
乳がん予防の効果
女性ホルモンの分泌を正常に整える効果があるので
乳がん予防にも有効。
動脈硬化の予防
悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを
増やす働きがあるので、動脈硬化の改善に効果がある。
美容への効果
女性ホルモンのバランスを保つ働きがあるので、
コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促して
肌老化を改善して、肌を若々しく保つ。
大豆食品に含まれるイソフラボンの量
大豆食品1食分に含まれるイソフラボンの量です。
・納豆 1パック(40g) ⇒ 29.4mg
・豆腐 1/4丁(100g) ⇒ 20.3mg
・きな粉 大さじ1(6g) ⇒ 16mg
・煮豆 大さじ2(22g) ⇒ 15.8mg
・味噌 大さじ1(18g) ⇒ 8.9mg
・高野豆腐 1個(10g) ⇒ 8.9mg
・油揚げ 1枚(20g) ⇒ 7.8mg
・おから 1/2カップ(3.5g) ⇒ 3.7mg
・しょうゆ 大さじ1(18mg) ⇒ 0.2mg
※厚生労働省と内閣府の食品安全委員会によると
イソフラボンを食品で摂る場合は、1日あたり75mgを上限に摂るのを推奨しています。
おわりに
イソフラボンは、腸で消化吸収されて血液中にとりこまれますが、
だいたい8時間後には半減してしまいます。
だから、イソフラボンをずっと体内で保つためには、
朝と夜の2回に分けて大豆製品を食べるのが良さそうですね。
今回は特にイソフラボンにフォーカスして書きましたが、
イソフラボンだけでなく、大豆に含まれている栄養の効果は
とても素晴らしいものですね。
大豆をつかった食材は、私たち日本人にとって
身近なものがたくさんあります。
食事だけでなく、豆乳やきなこを使っておやつで食べれば、
より一層ラクにイソフラボンを摂ることができますね^^
(参考:日経ヘルスプルミエ)
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