11 Mar 2016
40代後半から50代の女性は更年期でいろいろな症状があらわれる
というのは、よく知られていることですが、実は男性にも更年期があるというのはご存知でしょうか。
以前、まんが家のはらたいらさんがご本人が更年期障害だったときの体験を本にしているので
男性にも更年期があるということを知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも、「なんとなくは知っていても、詳しいことまで知らない。」
そんな方が多いのではないかと思います。
今回は女性の更年期の話からは少し脱線しますが、男性の更年期について書いてみようと思います。
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男性の更年期とは
ご主人が、
以前に比べてイライラして不機嫌。
いつも疲れた疲れたと言って疲労がとれていない様子。
なんだか無気力になってしまって話も聞いてくれない。
前と比べて、様子が明らかに変わってきていたら、
ひょっとすると、それは「男性の更年期」かもしれません。
女性の更年期は、閉経をきっかけとして女性ホルモンのエストロゲンが激減してしまうことで、
身体的にも精神的にもいろいろな症状があらわれます。
でも、男性には閉経といったものはありませんね。
男性の場合は、男性ホルモンのテストステロンが20代以降少しずつ減っていきます。
そのため通常なら激しい症状が出ることはありません。
でも、大きなストレスなどを受けてしまうと、
男性ホルモンが一気に減ってホルモンバランスがくずれ、
その変化に体がついていけなくなるため、心身に不調が出やすくなります。
更年期の症状が出やすい40代~50代の男性は、
会社でも責任があり、忙しくしている方が多いですよね。
だから、単に仕事の疲れからきていると思って我慢する男性も多いのではないでしょうか。
男性の更年期の症状
・ホットフラッシュ
・抜けない疲労感
・耳鳴り
・肩こり
・集中力の低下
・無気力
・うつ気味
・イライラ
・強い不安感
・性機能の低下
・前立腺の疾患
などがよく見られる症状です。
症状がいくつも重なっていたり、症状ごとに病院で処方された薬を飲んでも
改善が見られないときは、男性の更年期外来などで受診してみると
意外と解決することも多いようです。
更年期かどうかの検査方法は、血液検査でおこないます。
血液中のテストステロンの値が8.5pg/ml未満のときは、
更年期の可能性が高いといえます。
そして、男性で更年期の症状が出やすいタイプは、
責任感が強いタイプや几帳面でまじめな方、
競争心が強いタイプの方が多いようですね。
また、スポーツをしていたのに急にやめてしまった人も要注意です。
おわりに
男性・女性ともに、40代・50代の体は変化の時期なんですね。
奥さんにしろご主人にしろ、
今までと明らかに様子が違って相手に不満を感じたときは、
けんかをする前に一呼吸おいて「ひょっとして更年期?」
と思って相手を見ると無駄な衝突も防ぐことができそうですね^^
次回は、自分でできる男性の更年期チェックリストと対応策などをご紹介します。
ご主人は男性更年期?チェックリストで確認とその対策法の記事>>
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