18 Mar 2016
太陽の光といえば、すぐに思い浮かべるのは紫外線ですね。
紫外線で日焼けしてシミが増えたり、
活性酸素が増えてしまったりとあまりいい印象はありません。
でも、太陽光の浴び方を工夫することで、
更年期の症状を和らげたり、健康や美容にもいい効果が期待できるんです。
それは、太陽光を浴びることで、脳にある神経伝達物質のセロトニンが活性化するからなんです。
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セロトニンとは
セロトニンというのは、脳の中にある神経伝達物質です。
脳全体にいろいろな情報を送って、脳と神経全体に大きな影響を与えています。
・自律神経の調節
・痛みの感覚を抑制
・心のバランスをとる働き
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれるなど心身の安定や心の安らぎに関係します。
セロトニンの効果
・更年期症状や生理痛、関節痛をやわらげる
セロトニンには、痛みをやわらげる鎮静効果が認められている。
・よく眠れるようになる
睡眠ホルモンのメラトニンの材料になるので、
夜になるとメラトニンが心地よい睡眠をもたらす。
・イライラやドキドキの解消
ストレスにあったとき直接作用しているのはアドレナリンだが、
セロトニンはそのコントロール役の働きをするため。
・美しい姿勢を保てる
重力に逆らった姿勢を保つための筋肉を刺激してくれる。
・偏頭痛をやわらげる
セロトニンは血中にもあり、血管を収縮する働きがある。
血管が拡張して起こる偏頭痛を抑える。
・過食を抑える
セロトニン神経は、食欲のコントロールもおこなっているため、
活性化するとストレスによる過食をストップする。
・便通の改善
セロトニンは、腸内にも大量に存在して、
便を排泄させるためのぜん動運動を促している。
太陽光の浴び方
睡眠ホルモンのメラトニンのもとになる
セロトニンを増やすためにも太陽光を浴びることは大切ですが、
強い陽ざしを浴びることで
紫外線の弊害が出ると逆効果になりますね。
そこで、セロトニンを増やすための3つのポイントをご紹介します。
1.太陽光を浴びるのは5分以上30分以下
2.朝、起きたときに太陽光を浴びる
3.太陽光を浴びながらウォーキング、ヨガ、気功などの運動をする。
セロトニンは、太陽が出ている間に分泌されやすく、
睡眠中や夜は分泌が少なくなるんです。
だから、早寝早起きを心がけて規則正しい生活が
セロトニンが効果的に活躍できる秘訣になるかもしれませんね。
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太陽光を浴びる以外のセロトニンの増やし方
・リズミカルな運動
一定のリズムを刻む運動を反復して行うと、セロトニン神経が活性化されるそうです。
ウォーキング、深呼吸や腹式呼吸(ヨガや気功、歌を歌うなど)、
スクワットなどを5分以上長期間継続するとより効果的
・泣く
ただ泣くよりも、号泣するとより一層効果的。
号泣することでセロトニンが増えて、頭もスッキリするそう。
・トリプトファンを含んだ食品を食べる
セロトニンをつくるために必要な材料の一つがトリプトファン。
トリプトファンは、体内でつくることができないので、食事で摂る必要がある。
トリプトファンを含む代表的な食品には、
豆乳、乳製品、納豆、豆類、穀類肉類、魚介類などがある。
とくに穀類などの炭水化物と一緒に摂ることで
脳内に届きやすくなり、セロトニンに変化しやすくなる。
おわりに
朝、起きてすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びるだけでも
体の中がシャキッと目覚めてきますし、以前更年期のイライラ解消法の記事にも書きましたが、
思いっきり泣くことで、かなり気持ちがスッキリしますね。
それらは、セロトニンによる影響からきていたんですね。
紫外線の良くない影響をなるべく避けながら
太陽の光を上手に浴びて、更年期の症状をうまくやわらげていきたいですね^^
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