22 Mar 2016
前回は、更年期の心の不調がなぜ起きるか、どんな症状が多いのかをご紹介しました。
更年期の心の不調が起きる理由とおきやすい症状の記事>>
私はどちらかというと、イライラしたり、急に腹が立ったりという症状が強くでましたね。
だけど心の不調に関しては「治療」という意識は持っていなかったので、
数年間我慢して過ごしてしまいました。
でもこんな私でも指のこわばりや痛み、体の不調に関しては、
検査を受けて病気ではないかを調べました。
体の不調なら「何かの病気かも?」と診察を受けるのに、
心の不調は「何で我慢とがんばりで乗り切ろうとしたんだろう?」
と、今となれば不思議に思います^^;
そして、この時期の心の不調には、女性ホルモンの減少によって起きることが多いのですが、
ホルモンの変化によるものには限らないこともあるんです。
更年期のうつ症状は、ホルモンの変動による一過性のものですが実は、
うつ症状の中には女性ホルモンとは関係ない本格的なうつ病が隠れている
こともあります。
だから、更年期でホルモンバランスが崩れているからだろうと
決めつけて、つらい症状を我慢しすぎるのは要注意です。
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うつ症状が一過性か本格的なものかのチェックリスト
今の症状が下記のどれに当てはまるか一度チェックしてみてください。
(参考:日経ヘルスプルミエ)
□イライラしたり、人にあたりやすくなった
□理由もなく不安になったり、涙が出たりする
□好きなことをしていても、楽しくなくなった
□自分なんていなくてもいいと思う
□耳鳴りやめまい、頭痛などがするようになった
□疲れやすい
□急激に痩せた、または太った
□寝つきが悪い
□夜中や朝早く目が覚める
□日中、眠い
□食欲が異常にある
□甘いものやお酒、たばこの摂取量が極端に増えた
□食欲がない
□死にたいと思う
□会社にいけない、ご飯が作れないなど社会生活が営めない
上記でチェックしたところがあれば、更年期うつ症状の可能性があります。
その中でも最後の2つ「死にたい」「社会生活が営めない」にチェックした人は、
単なる更年期のうつ症状ではなく、本格的なうつの可能性が高いので
すぐに精神科や心療内科に行くことをおすすめします。
心の不調におすすめのセルフケア
チェックリストの最後の2つ以外に当てはまるものがあった人は、
まずは、2~3カ月程度セルフケアをしてみてください。
・フラワーレメディを使ってみる
・好きな色でインテリアや小物に囲まれてみる
・大豆をはじめバランスのいい食事を摂る
・ウォーキングやストレッチなどの軽い運動をする
・朝日をたっぷりと浴びる
・生活のリズムを一定させる
・気持ちが和む写真を飾ってみる
・掃除や片付けをして要らないものを捨てる
・しっかりと睡眠時間をとる
上記のようなセルフケアをすることで、
気持ちが晴れてくるかどうかを試してみるといいと思います。
もちろん、上記以外で自分に合った方法があれば、そちらを試してくださいね^^
おわりに
セルフケアを数ヵ月試しても、改善のきざしが見えないときは、
我慢しすぎずに専門医を受診するのもいいと思います。
診察を受けることで、自分自身が楽になるのが一番大切なことですが、
ご主人や家族、職場の人など身近な人たちに与える影響も
大きく変わってくるかもしれません。
また、自分では更年期のうつ症状と思いこんでいたものが
実は違っていたという場合、早めにわかれば、
症状を悪化させたり長引かせることがなく、
きちんとした治療を受けて改善することができますね。
そして、心の免疫力をアップするには、体のパワーも必要です。
心と体は密接な関係なので、精神的なケアと併せて
体力を落とさないようにすることも大切ですね^^
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