26 Mar 2016
40代以降になると、ふとしたはずみに尿もれが起きる人は多いですね。
私も一時期は、椅子から立ち上がる瞬間に「ヤバい!」と
思ったことが何度もありました^^;
最近は、CMなどでも見かけるようになったので、
だいぶん周知されているように感じますが、
やはりなかなか人には話づらい内容なので人知れず
我慢しているという方も多いのではないでしょうか。
私たち更年期世代の尿漏れや頻尿は、膀胱など骨盤内の臓器を
ハンモックのように骨盤まわりから支えている「骨盤底筋群」の
力が弱ってくることが主な原因です。
骨盤底筋群が弱ると、尿道を締める力が弱り、
また膀胱や尿道の粘膜が萎縮するので
もれやすくなったり、膀胱に尿がたまっていないのに
トイレに行きたくなってしまうんですね。
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骨盤底筋が弱る原因
加齢によるおとろえ
体の他の筋肉と同じく、年を重ねるにつれて骨盤底筋そのものが弱ってくる。
エストロゲンの低下
エストロゲンが激減することで弾力を失ってしまい、膀胱や尿道の粘膜が萎縮してしまう。
出産
骨盤底筋は、出産のときに傷めやすいもの。
そのダメージから回復しきれないままだと、筋肉の衰えが増してしまう。
尿もれタイプがわかるチェックリスト
腹圧性尿失禁
更年期世代の尿漏れに多いタイプが「腹圧性尿失禁」です。
□運動をしたとき、階段を下りるときに尿がもれる
□せきやくしゃみ、大笑いしたときに尿がもれる
上記に当てはまる人は「腹圧性尿失禁」かも!
膀胱や尿道を支える筋肉が弱っているところに急にお腹に力が加わって圧力がかかると、
尿道を十分締めることができずにその拍子にもれてしまうということですね。
じつに女性の尿失禁の6割以上が、このタイプだそうです。
骨盤臓器脱
骨盤底筋が弱ってくるのがさらに進むと「骨盤臓器脱」になります。
□膣にピンポン玉のようなものが触れる
□残便感がありスッキリしない
□最近トイレが近くなってきた
上記に当てはまる人は「骨盤臓器脱」かも!
骨盤臓器脱がひどくなってしまうと手術が必要になってしまいます。
おわりに
尿漏れや頻尿、臓器脱は直接命にかかわる病気ではありませんし、
尿もれパッドなどの利用もいいんですが、できれば使わずにすむようになりたいですね。
軽症のあいだであれば、セルフケアで尿もれは改善しますし、
臓器脱も進行を防ぐことができるそうです。
ただ、トイレが近くなるだけでなく、残尿感があったり、
尿をしたあとに痛みがあるときは、膀胱炎の可能性もあるので、
泌尿器科などに行って診断を受けてくださいね。
尿もれ改善のために、骨盤底筋を鍛える体操の記事はこちらから見れます。
50代からの尿もれ改善!やりかた簡単な骨盤底筋体操の記事>>
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