27 Apr 2016
フランスでは、赤ワインがよく飲まれていますね。
私も若かりし頃、旅行先で朝・昼・晩と食事のたびにデカンタでワインが出てきたので
びっくりしたことを思い出します^^
そんなフランス人は、ほかのヨーロッパの国と変わらないくらいの
脂肪をとっているのにも関わらず、動脈硬化による虚血性心疾患が極端に少ないそうです。
そんな現象を「フレンチパラドックス」という言葉であらわすほどです。
その理由が、赤ワインをよく飲んでいるからで、その赤ワインに含まれる
プロアンソシアニジンというぶどう種子ポリフェノールの効果だそうです。
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プロアンソシアニジンの効果
■美白効果
紫外線を浴びると、皮膚は活性酸素から守るためにメラニン色素や
メラニン細胞ができますが、紫外線のダメージが強すぎると
ターンオーバーが遅くなってその結果シミができます。
このブドウ種子ポリフェノールは、2段階で肌のシミに働きかけるんです。
第1段階:活性酸素の抑制
ブドウ種子ポリフェノールの強い抗酸化作用があるので、
活性酸素の発生自体を抑えることができるため、シミを抑えることができます。
第2段階:チロシナーゼ活性を抑える
メラニン色素をつくる手助けをするチロシナーゼという酵素の活躍をくい止める働きがあります。
肝斑への効果
更年期世代の大きな悩みのひとつ、肌のシミ。
その中でも女性特有の手ごわいシミが肝斑です。
ぶどう種子ポリフェノールは、肝斑を薄くし、悪化も予防するチカラがあるんです。
肝斑のある女性を対象にした実験では、ぶどう種子ポリフェノールを160mg、
1年間毎日飲み続けたところ、3か月目からメラニンが減少したという結果もあるようです。
■体の酸化を防ぐ効果
抗酸化作用のあるものは、カテキンやリコピン、アスタキサンチンなどたくさんありますが、
プロアンソニアジンもそのうちの一つで、強い抗酸化作用があります。
ある抗酸化作用の実験データでは、ビタミンC、ビタミンE、ぶどう種子ポリフェノールを
400mgずつ14日間連続して摂ったところ、14日後の抗酸化の向上はブドウ種子ポリフェノールが
ダントツで高いことが認められたんです。
■その他の効果
血液サラサラ効果
血液の流れがよくなるので、動脈硬化のリスクが減る。
たった1回200㎎のぶどう種子ポリフェノールを摂っただけでも血液サラサラ効果が
みられたそうです。
疲労回復の効果
適度な運動習慣は、若さをキープするうえでも大切ですね。
そこで、運動といっしょにぶどう種子ポリフェノールを摂ることで運動で過剰に発生した活性酸素と
体のなかの脂肪分がひっついた過酸化脂質が抑えられるという実験結果があるようです。
デトックス効果
体の中の要らないものを体の外に出すデトックスは、
健康と美容のためにも、現代の私たちにはとても必要ですね。
腸内の悪玉菌が勝ってしまうと、便やガスが臭くなって体にも悪い影響をあたえてしまいます。
ぶどう種子ポリフェノールには、悪玉菌を減らす働きのある、
乳酸菌や食物繊維のような働きがあることがわかりました。
腸内で悪玉菌がつくる腐敗産物を外に出して善玉菌のビフィズス菌が増えやすい環境に
整えてくれるんです。
おわりに
ぶどうのポリフェノールが良いというのは知っていましたが、
ぶどうの種のポリフェノールはビタミンCやEよりもはるかに高い抗酸化作用があるんですね。
いつまでも若々しくいるためにもぶどう種子ポリフェノールは、
積極的に摂るといい栄養素なんですね。
でも、普通はぶどうの種は食べませんよねえ^^;
だから、ぶどうの皮も実も種も一緒に、まるごとジュースやスムージーにして飲むなら、
摂ることができそうですね。
またプロアンソシアニジンは、赤ワインにも含まれるそうなので、
お酒が飲める方は、飲むのならワインがいいかもしれませんね。
参考:キッコーマン冊子
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