28 Apr 2016
メタボリックシンドロームというのは、かなり浸透していて、
自治体の健康診断の項目にもメタボチェックは入っていますね。
でも、ロコモティブシンドロームについては耳にすることはあっても、
まだまだ浸透していないように感じます。
実は、私もロコモという言葉はテレビなどで聞いたことはありますが、
よくわかっていませんでした。
でも更年期以降の女性は、メタボ対策も必要ですがロコモ対策もとても大切なんです。
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ロコモティブシンドロームについて
■ロコモって何?
ロコモティブシンドローム、略称「ロコモ」はメタボリックシンドロームに続く
新しい国民病として、2007年に日本整形外科学会によって提唱されたものです。
ロコモは、加齢などによって、筋肉や骨、関節、軟骨、椎間板などが衰えることで、
筋力やバランス能力が落ちてしまい、日常生活に何かの障害が出ている状態をいいます。
そしてその状態が進んでくると、寝たきりになったり、介護が必要になってきます。
膝や腰の痛みなどのせいで、つまづきやすくなった、こけやすくなった、
歩くのが遅くなったなどと感じているなら、ロコモの入口にいるのかもしれません。
実際、早い人では40代でも始まる人がいるそうです。
それに、女性ホルモンのエストロゲンは骨量が減るのを抑える
働きがありますが、そのエストロゲンが更年期になると急激に減ってしまいます。
だから、骨粗鬆症になりやすくなるんですね。
そしてロコモの原因になりやすい病気の一つが、骨粗鬆症なんです。
■ロコモから自分を守るいつでもどこでもプラス・テン
厚生労働省のアクティブガイド2013によると
毎日の生活に「+10」の習慣をすすめていますね。
「+10」っていうのは、毎日の生活に下記のことをたった10分
プラスする習慣をもつことで、ロコモ対策になるというもの。
・仕事の休憩時間に散歩する。
・近所の公園や運動施設を利用する。
・地域のスポーツイベントに参加する。
・歩幅を広くして、速く歩く。
・エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う。
・掃除や洗濯はキビキビと。家事の合間にストレッチ。
・テレビを見ながらロコトレやストレッチ。
・いつもより遠くのスーパーまで歩いて買い物に行く。
・休日には家族や友人と外出を楽しむ。
それ以外にもラジオ体操などすべての運動がロコモ対策に
なるそうですよ。
おわりに
ロコモになってしまうと外出がおっくうになってしまい、
家の中から出なくなりがちになり、その結果メタボや認知症につながることもあるそうです。
更年期以降にかかりやすい病気の上位をしめる骨粗鬆症がロコモにつながることも多いようなので、
まだまだ関係ないと思わずに、毎日プラス10分の習慣が
80歳でも元気で歩けるかどうかの未来につながるかもしれませんね^^
次回は、ロコモ予備軍になっていないかのセルフチェック方法をご紹介します。
ロコモで泣かないためにセルフチェックと予防法の記事>>
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