4 May 2016
夏が旬の食材で、体を冷やす働きのあるトマト、きゅうり、ナスを
組合せと調理によって体を温めるメニューレシピをご紹介しました。
本来、夏は暑くて体も熱を持つので、その体を冷やすためにトマトなどを食べるのは
理にかなっていたんだと思いますが、現代は夏でもエアコンのおかげで涼しい中で
生活することが多くなっています。
ですから、体を冷やす効果のあるものをそのまま食べると、
より一層体が冷えて、冷え性がひどくなったりするんですね。
漢方的には、体を温める食品を陽性食品、体を冷やす食品を陰性食品と言います。
そこで陽性食品の主だったもの、陰性食品の主だったものをご紹介します。
参考:石原結實式体温を上げて健康になる!
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陰性食品と陽性食品の見分け方
大まかな見方では、陽性食品は基本的に、「硬く、赤・黒・橙色」、
陰性食品は、「柔らかく、青・白・緑色」をしています。
では、一覧表にして見てみましょう。
食品の分類 | 見分けるポイント | 食品の例 |
---|---|---|
体を冷やす 陰性食品 |
色:青、白、緑 | 牛乳、うどん、白パン、豆乳、 ケーキ、菓子、バナナ、 パイナップル、メロン、マンゴー、 柿、キウイ、レモン、 スイカ、ウリ類、トマト、 モヤシ、レタスなどの葉菜類、 酢、カレー、精白砂糖、 マヨネーズ、植物油、ビール、 ウイスキー、コーヒー、緑茶、 清涼飲料水、化学薬品、ビタミンC など |
産地:南方産 | ||
塩分:薄い | ||
水分:多い | ||
植物性食品 | ||
間性食品 | 色:黄色~薄茶色 | 玄米、黒パン、そば、 あわ、ひえ、大豆、 小豆、納豆、こんにゃく、 かぼちゃ、サトイモ、さつまいも、 イチゴ、りんご、胡麻 など |
体を温める 陽性食品 |
色:赤、黒、橙 | 根菜類(ゴボウ、ニンジン、レンコン、山芋など) ネギ、たまねぎ、ニラ、 にんにく、しょうが、さくらんぼ、 プルーン、ぶどう、黒砂糖、 塩、みそ、醤油、 チーズ、梅干し、たくあん、 明太子、塩辛、卵、 肉類、魚介類、佃煮、 ちりめんじゃこ、塩鮭、紅茶、 日本酒、赤ワイン、焼酎お湯割り、 ビタミンEなど |
産地:北方産 | ||
塩分:濃い | ||
水分:少ない | ||
牛乳以外の動物性食品 |
上記の中でも例えばお米は、玄米は間性ですが、精白した白米は陰性に近づき、
寒い地方で取れたお米は、暖かい地方で取れたお米より陽性の性質を持っているそうです。
おわりに
陰性の食品を陽性にするには、加熱調理をしたり塩分を加えることです。
例えば、緑で水っぽいきゅうりはそのままでは陰性ですが、
塩でもんだり、みそ漬けなどにすることで陽性の食品になりますし、
トマトやスイカに塩をつけて食べるのも陰性を和らげて
陽性に近づけるための生活の知恵と言えるかもしれませんね。
食品の特性を知って調理をすることで、自分の体に合った食材の摂り方を工夫できそうです^^
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