5 Jul 2015
トマトは、ダイエットや健康に良さそうというイメージがある野菜ですね。
サラダには必ず入っていますし、夏に向けて食べる機会も多くなります。
実はトマトはダイエット効果だけでなく、美肌にも良い食べ物です。
トマトを食べることで、体の内側から紫外線対策の効果も期待できるんです。
トマトは野菜なので、いつ食べても良いんですが、
美肌効果を考えたときには、一日の中でいつ食べるのが一番美肌効果が期待できるのか、
そしてどんな効果があるのかを調べてみました。
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トマトの美肌への効果
トマトを食べて得られる美肌への効果は、
・美白効果
・コラーゲンの生成を促す
これらがあります。
■美白効果
トマトに含まれている赤い天然色素の「リコピン」には、強力な抗酸化作用があります。
その力は、同じカロチノイドの仲間のβカロチンの2倍以上、
ビタミンEの100倍以上ともいわれています。
リコピンの抗酸化作用によって、紫外線によってできるメラニンの生成を促す活性酸素を除去。
そしてメラニンをつくるのに必要なチロシナーゼの働きを抑えます。
また、ニューカッスル大学は研究結果として、
『トマトには3割も日焼けが少なくなる、日焼け防止効果がある。』
とイギリスの王立医学協会で発表しています。
■シワ・ハリ対策
紫外線のUV-A波は、肌の奥の真皮にじわじわとダメージを与え、
コラーゲンやエラスチンを壊してシワやたるみの原因になります。
リコピンには、コラーゲンの分解を防ぎコラーゲンをつくるのを助けるという働きがあります。
トマトにはシミ対策だけでなく、シワやハリ、たるみを防ぐ効果もあるということですね。
先のイギリスの大学の研究結果でも、皮膚のプロコラーゲン(コラーゲンになる前の段階の状態)
が増えて皮膚が若返ったことがわかっています。
また肌のリコピン濃度が高い人ほど、シワが少なく肌のキメが細かいという研究もあるそうです。
美肌のために食べる一番効果的な時間帯
トマトは野菜なので、いつ食べても問題はありません。
でも、美肌の効果を高めるための場合は、食べる時間帯によって効果がさらにUPするようです。
では、いつ食べればいいのか…
ズバリ「夜」です!
トマトのリコピンは、食べてから約6~8時間で肌の細胞に届きます。
だから夜食べておけば、朝起きて出かける時間帯にはリコピンが肌の細胞に届いているので
紫外線防止に役に立つというわけです。
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美肌効果のためにトマトを食べる量
美肌効果を得るためには、1日にリコピンを16mg程摂ると良いといわれています。
実際に食べる量で換算すると、
ミニトマト:約10個分
トマトジュース:190~200g入りのもの1本
トマト水煮缶:200g分
ということになります。
リコピンは油に溶けやすい性質があり、油で調理すると吸収率がアップするのでおすすめです。
オリーブオイルで煮込んだリコピンの吸収率は、生で食べたときの4倍もあります。
また加熱するだけでも、細胞壁が壊れてリコピンが溶けだすので1.3倍の吸収率にアップします。
おわりに
生で毎日2~3個のトマトはきついけれど、トマト缶を使ってパスタやスープなど料理するのなら
バリエーション豊富に食べれそうです。
また、食事で摂れなくても、お風呂上がりなどにトマトジュースを1缶飲めばいいので、
楽に続けられそうですね。
トマトは、体の内側からシミやそばかすを予防して紫外線による肌の保護効果を高めて、
真夏のUV対策に一役買ってくれる食材といえそうですね^^
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