27 Mar 2016
糖尿病といえば、恰幅のいい男性がなっている病気というイメージがありますが、
平成19年の国民健康・栄養調査によると予備軍を含めると2210万人もの人が糖尿病と推定され、
いまや国民病と言われるほどになってきていますね。
>糖尿病は、男性は40代に増えるのに対し、女性は閉経を境に急増して、
さらに合併症の原因となる動脈硬化の進行が男性より早いそうなんです。
怖い・・・^^;
糖尿病になると、大好きなスイーツや美味しい食事も
思う存分食べることができなくなりますね。
そんなさみしい生活になる前に、閉経と糖尿病の関係をちゃんと知っておきませんか?
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閉経後に糖尿病が増える理由
閉経までは、女性ホルモンがしっかりと分泌されているので
生活習慣病の原因となる内臓脂肪がたまりにくい状態です。
内臓脂肪が適量だと、インスリンの働きを改善したり中性脂肪を抑えたりする物質が
しっかり出るので、糖尿病や動脈硬化になりにくいんです。
でも閉経で女性ホルモンの分泌が激減するためその恩恵を受けることができなくなり、
内臓脂肪が増えて糖尿病のリスクも増えてくるというわけです。
特に閉経後の女性がなりやすいのは、2型糖尿病といわれるもの。
もともとはインスリンが出るのに、乱れた生活習慣などによりインスリンの働きが悪くなって
血糖値がコントロールできなくなり発症するタイプのものです。
糖尿病の怖さ
糖尿病は、最初のうちは自覚症状がないことが怖いところです。
また、糖は私たちの体に必要な栄養素ではありますが、
血糖値が高くなりすぎると、党自体が毒性を持つようになります。
血中に糖が増え、血中の糖がたんぱく質とくっついて糖化たんぱく質になるんです。
その結果、
・動脈硬化症
・心筋梗塞
・脳卒中
・脳細胞にダメージ → 脳血管性痴呆症
・神経障害 → 下肢切断
・網膜症 → 失明
・腎症 → 腎不全
・歯周病
・免疫力低下
・肌や髪の老化
さまざまな合併症の可能性が出てきます。
糖尿病予防の生活習慣
女性にとっては、閉経が糖尿病になるかのターニングポイント。
そうならないために生活をどう見直すといいんでしょうか。
十分な空腹時間をつくる
1日1回5~8時間の絶食時間をつくることで、
すい臓が休息できてインスリンの働きが高まるから。
軽い運動をする
軽いウォーキングなどの有酸素運動を1日30分ほどする。
特に、食後30分ほどで血糖値が上昇してくるので
そのときに散歩などすると血糖値上昇の予防になるようです。
食事のポイント
①今よく言われているように、野菜から先に食べる。
②精製した穀類や砂糖を減らす。
③食物繊維を多く摂る。
④ゆっくり食べること。
⑤食物繊維をたくさん摂る。
おわりに
女性ホルモンの恩恵がなくなる閉経後以降は、内臓脂肪に一層気をつける必要がありそうです。
また、内臓脂肪だけでなく閉経後におこりやすい糖尿病のサインを見逃さないように
健康診断を受けることも大切ですが、女性は会社勤めをしている人以外は機会を逃しがちです。
病気の自覚もないのに健康診断を受けるのは面倒くさいのですが、
自分への投資と思って受けてみると、案外数値を見て一喜一憂したりして、
自分の健康を今までよりも意識するようになるものですね^^
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