26 May 2016
前回は、低体温が体に及ぼす影響と原因についてご紹介しました。
今回は、低体温を防ぐために効果的な食べ物や生活の工夫をご紹介します^^
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低体温を防ぐ食物
前回の記事でご紹介したように、体温が1℃低いだけで
1年間で約7kgの体重の差が生まれたり、アンチエイジングへの悪影響が出てきます。
ですから、毎日の生活の中で体温を上げる工夫が大切になりますね。
まず、カラダを温めるために摂るといい食べ物は
どんなものがあるんでしょうか。
根菜類(にんじん、ごぼう、レンコン、長いもなど)、しょうが、たまねぎ、長ネギ、ニラ、にんにく、かぼちゃ など
・魚介
イワシ、海老、ウナギ、明太子 など
・果物
リンゴ、あんず、さくらんぼ など
・調味料
味噌、黒砂糖、はちみつ、トウガラシ、わさび など
・飲み物
紅茶、ウーロン茶、日本酒、赤ワイン など
・その他
赤身の肉、タマゴ、チーズ、納豆、黒豆、クリ、ゴマ など
上記が漢方でいうところのカラダを温める陽性の食材です。
冬の時期や寒い地方で採れるものに体を温める陽性の食材が多いようです。
これら陽性の食材を積極的に食事に摂り入れると
体温低下を防ぐことができますね^^
また陰性の食材は、きゅうりやトマトなど夏の季節や
暑い地方で採れるものが多いようですが、カラダを冷やすと言われる陰性食物でも、
加熱調理や塩分を加えることで、陽性にすることは可能のようです。
例えば、キュウリはそのままでは陰性でカラダを冷やしますが、
塩でもんだりみそ漬けにすることで陽性になるそうですよ。
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低体温を防ぐ生活習慣
では、日常生活で低体温を防ぐ方法をご紹介したいと思います。
・下半身を使った運動をする
・衣類での保温に気をつける
もう少し詳しく見てみましょう。
入浴
湯船につかることによってドーパミンなどの快楽ホルモンの分泌が高まり、
血液の流れを良くします。
お湯の温度が42℃以上は交感神経の働きを高めるので、低血圧や胃腸病、
寝起きの悪い方におすすめです。
38~41℃は副交感神経の働きをよくするので高血圧や不眠症、ストレス過多、
胃腸虚弱の方におすすめです。
でも、一番いいのは自分自身が「気持ちいい」と思う温度のお湯につかることですね^^
また、半身浴は下半身の血流をよくし、排尿を促すので腰・下肢のむくみや痛みに効果があります。
さらに入浴剤などをいれると香りでリラックスもできたり、
さらにカラダが温まりやすくなって効果的ですね。
下半身の運動
人間の体熱の40%以上が筋肉でつくられ、その筋肉の約70%が下半身に存在するので、
下半身の筋肉を運動でよく動かすと体熱が上昇してカラダを温められます。
逆に言うと「筋肉が衰えているとカラダが冷えやすくなる。」ということになりますね。
今まで運動をしていなかったなら、ウォーキングから始めるのがおすすめです。
1日に歩く歩数は、
40代 9,000歩
50代 8,000歩
60代 7,000歩
を目標に続けると良いそうです。
また、スクワット運動もカラダを温めるのに良い方法です。
最初のうちは、10回1セットで5セット
慣れてきたら、1セットを10~20回に、セット数を7~10セット
に増やすと良いそうですよ^^
衣類での保温
・マスク
マスク1枚で衣類1枚分の保温効果があります。
・マフラー・ストール
首やわきの下を覆うことで効果的にカラダが温まります。
・腹巻
お腹はカラダの中心なのでここを温めるのは基本。
首やわきの下や背中の下部の腎臓周辺には、褐色脂肪細胞という、
カラダの熱をつくりだしてまた体温が下がりすぎないように保つ働きの脂肪組織があるため
そこを衣類で覆うことで効果的にカラダを温めることができます。
おわりに
私も年中腹巻はかかせません^^;
私は若いときから胃腸が弱いタイプなんですが、通常はお腹に腹巻、
そして寒い季節はプラスしてお腹にカイロを貼っていると
胃や腸の働きがとてもスムーズになる感じがします。
胃腸薬を飲まなくても済むようになったのもありがたいです。
やっぱり、どんなものでも「薬」と名のつくものは、
なるべくカラダに入れたくないですよね^^;
医学博士の石原結実先生も
「多少の不調ならカラダを温めることで改善できる。」
とおっしゃっています。
ちょっとした意識で取り入れられることばかりなので
「これならできる」と思ったものからひとつでも始めてみてはいかがでしょうか^^
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