30 Jan 2016
以前は、高齢者の方が寝たきりになる原因の多くは、脳血管障害や老衰だったそうですが、
今では、太ももの付け根の骨折が増えてきているそうです。
しかも50代後半では、脊椎骨折が見られるようになって、
58歳で4%の人が背骨の骨折をしているというデータもあるそうなんです。
私も、ひとごととは思えない年齢になってきました^^;
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骨折しやすい理由
年齢を重ねてからの骨折で多いのは、骨の中にあるカルシウムが血液に溶けだして
骨量が減って骨の質が低下してしまうから。
つまり「骨粗鬆症」が原因なんです。
平均的な日本女性の場合、
・45歳位から骨量の低下が始まる
・60歳では骨量減少症(骨粗鬆症予備軍)
・70歳で骨粗鬆症にかかる
となるようです。
骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症になってしまう原因の一つは、「エストロゲンの低下」です。
エストロゲンは、骨の流失を防いで骨の代謝を支える役割もしているんです。
でも閉経後3年ほどでエストロゲンの量は、閉経前の1/10くらいにまで減ってしまうんです。
ですから、更年期以降の年代の女性にとってエストロゲンは、女性らしさのためのホルモン
というよりも骨の代謝に必要なホルモンという要素が強くなりますね。
さらに60代に入ると男性では30ピコグラムあるのに、
女性は5ピコグラムにも満たないこともあるそうなんです。
明らかに男性との差が出ていて、閉経後の女性特有の病気とも言えるかもしれません。
骨粗鬆症の予防
■食生活
骨をつくるのに必要な栄養をしっかり摂るということが重要になります。
・骨の材料になるカルシウム豊富な食材を摂る
牛乳、ヨーグルト、豆腐、煮干し、いわしなど
・骨の代謝を高めるビタミンDを含んだ食材を摂る
きくらげ、かつお、しらす干しなど
・骨の形成を促すビタミンKを含んだ食材を摂る
玉露茶、抹茶、わかめ、紅茶、納豆、パセリなど
・骨の材料のたんぱく質をしっかり摂る
大豆製品、卵、魚介類、乳製品、肉類など
■運動
運動不足は骨密度を下げてしまうので、とくに体重をかける運動が効果的
・フラミンゴ体操
・ウォーキング
・ジョギング
・エアロビクス
エスカレーターやエレベーターを使わずに階段の上り下りをしたり、
電車の中で立つようにしたり、太陽の光を適度に浴びながら散歩を楽しむということでも
効果はあるそうですよ^^
おわりに
私ももう閉経してしまっているので気づかないうちに体の中では
エストロゲンの量は激減しているんですね^^;
一般的にアンチエイジングで良いと言われていることをしていると、
「骨粗鬆症の予防にもつながるんだ。」
と気がつきました。
ただ、たんぱく質に関しては、肉類なら赤身で摂るほうが、
他の生活習慣病のことなどを考えると良いかもしれませんね^^
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