7 Mar 2016
朝起きたときや疲れたとき、
「ウ~ンッ!」と背伸びや思いきり手を伸ばすと気持ちがいい!
そんな経験はありませんか!?
内科医の佐藤万成先生が考案した、
背伸びの健康効果に呼吸法をプラスした「背伸び呼吸」は、
更年期のさまざまな症状が改善するなどの効果があるんです。
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「背伸び呼吸」の効果
更年期障害が軽減
女性ホルモンの低下で乱れやすくなっている自律神経バランスが
背伸び呼吸で整って、更年期に伴うホットフラッシュや頭痛などが軽減する。
うつの症状が軽減
背伸び呼吸後にやる気を引き出すホルモンであるドーパミンの分泌量が増え、うつ症状が改善する。
ダイエット効果
肥満の人は副交感神経が優位な人が多い。
背伸び呼吸で自律神経のバランスが正常化して脂肪の燃焼を促すホルモンの分泌量が増える。
肩こり・腰痛の改善
姿勢を維持する背中の筋肉が鍛えられるので骨盤や背骨のゆがみが解消。
さらに血流が良くなるので、肩や腰のコリや痛みが楽になる。
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「背伸び呼吸」のやり方
1日3回食前、2種類の「立ってる状態での背伸び呼吸」。
①手を組んだ背伸び呼吸(30秒)
1.両手を組んで手のひらを上に向けぐっと伸ばす。
2.ゆっくりと鼻から息を吸い込む。(胸で呼吸することを意識する)
3.限界まで吸ったら、口からゆっくりと息を吐く。
4.2と3の深呼吸を2~3回繰り返す。(1呼吸15秒が目安)
②両手を平行にした背伸び呼吸(30秒)
1.手のひらが平行になるようにして、指先を上にぐっと伸ばす。
2.ゆっくりと鼻から息を吸い込む。(お腹で呼吸することを意識する)
3.限界まで吸ったら、口からゆっくりと息を吐く。
4.2と3の深呼吸を2~3回繰り返す。(1呼吸15秒が目安)
③クールダウン(10秒)
1.手を平行にして背伸びをした状態で左右の脇腹を伸ばす。
2.たったまま前屈をして背中の筋肉を伸ばす。
この体操のコツは、背中をできるだけ反らすこと。
顔は少し上に向けると良いようです。
そして、かかとは床につけたままの状態でおこないます。
今まで体を動かしていなかった人は、無理のない範囲で反らしていけばOKです。
またデスクワークの途中や足腰に痛みがある人は、イスに座ったままやってもかまいません。
終わったときに手先がジーンとして体がぽかぽかしてきたら、効いてる証拠です^^
「背伸び呼吸」が効く理由
佐藤万成先生のさとう内科では、更年期症状のある患者さんを
月経不順、ホットフラッシュ、うつ・不安、動悸という
4つの症状別に分類して、背伸び呼吸を実施する前後の
自律神経バランスと尿中ホルモンの変化を調べたそうです。
その結果、自律神経バランス、尿中ホルモンともに
正常に近づくように変化することがわかったそうなんです。
背伸び呼吸には、ホルモンの分泌を調整する作用があり、
足りないホルモンはより多く出るように、
多すぎるホルモンに対しては、抑えるように働くようです。
そして、自律神経バランスを調整する働きもあるので、
副交感神経が強い、月経不順、うつ・不安のある人や、
交感神経が強い傾向のホットフラッシュの症状がある人の症状の改善に結びつくと考えられています。
薬を飲んでも良くならなかったつらい更年期の症状がこの背伸び呼吸で改善されて、
薬を飲まなくても済むようになったという方もいるそうですよ^^
おわりに
私は、台所で食事の支度が終わったタイミングで
背伸び呼吸をするようにしました。
やってみると、本当に体がポカポカしますね。
深呼吸なんて簡単だと思っていましたが、けっこうきつくて、
さらに私の場合は、顔を上に向けると首がとても痛かったです。
この背伸び呼吸は、ダイエット効果や
肩こり・腰痛にも効果があるので、更年期の女性だけではなく、
お腹ぽっこりでメタボが気になる方や
デスクワークで肩や腰が固まりがちな方にもおすすめです。
運動が苦手な方でも、食事の前にする習慣付けさえできれば
場所も取らずに時間もかからずできるので
良いのではないでしょうか^^
(参考:日経ヘルスプルミエ)
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