8 Mar 2016
更年期という時期はどんな女性にもやってきて女性ホルモンが激減してしまいますが、
更年期障害と呼ばれる症状の重さは人それぞれです。
私も、不眠や体の疲れが何をしてもとれなくなったり、
急に暑くなったり、自分だけ顔から汗が噴き出たり、
手の指関節がこわばって痛みがひどくなったり、
突然イライラしてみたりと、いくつもの症状に悩まされました。
そしてリウマチの検査をしたり、周りも何か病気じゃないかと心配したので
血液検査をしたりもしましたが、何の異常もありませんでした。
そして、元々のおおざっぱな性格がこのときは功を奏したのか、
「異常がないのに何でこんなにつらいの?」とは思いつめずになんとか済みました。
では、症状がひどくならずに済むためのヒントは、何かあるのでしょうか。
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更年期症状の原因
更年期の時期にあらわれるさまざまな症状は、ひとつの原因だけで起きるわけではありません。
その原因として考えられるのは、
・取り巻く生活環境
・もともと持っている体質や気質
この3つの原因が組み合わされることで、体のいろいろな部分に症状があらわれます。
更年期の身体的な症状について
体の内側から皮膚の表面など全身で50種類ほどもの症状があるとも言われてる身体の症状は、
女性ホルモンのエストロゲンが急激に減ってしまい、
ホルモンバランスがくずれることであらわれることが多いです。
そこに子供さんの巣立ちやご主人や両親とのかかわりなど心理的なストレスも影響を与えます。
ただ「不定愁訴」というだけに、本人にとってはとてもつらい状態なのに、
検査をしても異常は見つからないことがよくあります。
しかし、更年期の症状とよく似た症状で、ほてりや発汗なら甲状腺機能障害、
めまいなら動脈硬化や脳梗塞、指などの関節の痛みやこわばりならリウマチなどの
病気からくるものもあります。
検査をしても異常がないことは、大きな病気ではないという安心感を持てますし、
そこであらためて「自分は更年期なんだな。」
という体からのメッセージと受け止めることができますね。
そのうえで、つらい症状をどうにかしたいときに
婦人科や更年期障害の専門外来のある病院で相談するのが良いのではないでしょうか。
また目の疲れや肩こりなどは、老眼や乱視などからきていることもありますし、
関節の痛みは運動不足からくることもあります。
メガネを作り直したり、少しストレッチやエクササイズを試したり
日常生活のなかでできるちょっとした工夫で体調が改善されることもよくありますね。
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更年期の精神的な症状について
更年期の時期には、身体にあらわれる不調以外にもうつ気味になったり、イライラしたり、
記憶力が落ちたりという症状もよくみられます。
精神的な症状は、女性ホルモンが激減することでおこる場合と
環境的な要因が大きく影響する場合との2種類が考えられます。
誰でも40代50代の更年期の頃になると、先ほども書きましたが、
多かれ少なかれ、ご主人や両親など家族とのかかわりや
子供さんが自立をして巣立っていくという時期と重なります。
そうした環境による心理的なストレスを適当に受け流せて、
「今までは今まで、これからはこれから。」
「ま、なんとかなるだろう。」
と、考えられる人はまだいいんです。
もしくは、「困った!」「できない!」「助けて!」
などとまわりの人にSOS信号を出すことができる人もまだ大丈夫です。
上記のようなタイプの方は、比較的落ち込みや不安という障害が
軽く済む場合が多いようです。
でも環境の変化やストレスを真正面から受け止めてしまい、
「今までできていたんだから、ちゃんとやらなきゃ。」
と、自分一人で抱えて込んでしまうタイプの方は、要注意です。
こういう精神的な症状は、神経が疲れすぎると誰でもがなってしまうもの。
だから、「自分はだめだ。」とか「なんでこんなことになったんだろう。」
なんて責めたりはしないでくださいね。
「ちょっと自分は他の人より真面目すぎなだけ。」
「誰にでも起きることで当たり前のことなんだ。」
という風に、自分が楽になるように考えましょう。
こういう、うつや不安感が強く出る症状の場合は、
誰かに話を聞いてもらうことで、とても楽になりやすいもの。
身近に話を聞いてくれる人がいないときは、カウンセリングを受けるのもおすすめです。
第三者の人に聞いてもらうことで今までの自分を振り返って考えることができ、
一歩踏み出すことができることも多いようです。
おわりに
更年期は、心身共にある意味「曲がり角」ですが、
人生の後半の新たなスタート地点とも言えますね。
でも、だからといって更年期を乗り越えたら今までの頑張り屋さんに戻ろうなんて思わずに
後半の人生ならではの、ゆとりをもった生き方を見つけるきっかけにしたいものですね^^
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