12 Mar 2016
結婚して時が経ち、また、子どもができてお父さんとお母さんとしての関係が長くなってくると、
つい、言わなくてもわかっているはずと思ってみたり、相手への思いやりも怠りやすくなりますね。
そこに更年期特有の心身の不安定さが加わってくると
パートナーの行動で受け流せていたことが見逃せなくなったり、
つらい症状を訴えても軽くあしらわれて深く傷ついたりととても敏感になってしまいます。
我が家では更年期の症状は今のところ主人にはなく、私だけが経験しています。
私に症状が出始めたころ、私自身更年期の知識は乏しく、主人にいたっては
「更年期障害という言葉を知ってる?」
というくらいの無知さでした。
でも、本当に体の疲れが抜けず、イライラがひどくなり、
病院で血液検査などをしても異常も見当たらず…
そして、ネットや本で調べてみると、更年期障害の症状に当てはまるものばかり。
でも、治療という発想が当時の私にはなかったので、
更年期障害なら通り過ぎるのを待つしかない、とやり過ごしていました。
でも、頭ではわかっていても突然やってくるイライラや怒りの気持ちは
なかなかコントロールできるものではありません。
そこで、主人に
「私が急にイライラしてもそれは更年期のせい!」
「体が重くて重くてどうしようもないのも更年期!」
「食事に出来合いのものが増えるのも更年期だから仕方ない。大目に見て!」
と、宣言しました。
主人はつらそうにしている私を目の当たりにしているから
「無理せんでいいよ。」と受け入れてくれましたが、
更年期障害を理解したうえでの気遣いはありませんでした。
だけど、私は主人に宣言したということだけでも
自分の心に大きな良い影響があったと思いますね。
モヤモヤ悶々としていたものがスーっと軽くなったのを覚えています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
パートナーへの不満は更年期が原因?
熟年離婚という言葉もあるように、
結婚して20年目以降の離婚も増えいてます。
そのくらい40代50代は、夫婦関係がぎくしゃくしやすい
ということですね。
長年の積み重ねが主な理由だとは思います。
が…その原因の一つにひょっとすると更年期が影響しているかもしれません。
更年期の不調で、身体にあらわれる場合は自覚しやすいものですが、
心の状態が不安定になっているときは、
客観的に自分自身を見ることがなかなかできません。
そのため心に余裕がなくなってしまい、
そのときの感情をそのままパートナーにぶつけてしまいがちになります。
しかも、客観的に自分を見れないので、
自分が間違ってるなんて思いもしないことがほとんど。
それが続いてくると、感情をぶつけられる側は、
今までとうって変わった相手の態度に不満を持ってしまいます。
もしも、今までなら我慢できていた、受け流せていたのに
今は我慢できないと思ったら、ホルモンバランスが崩れているかも?
と、自分を疑ってみてください。
更年期時期の夫婦の向き合い方
でも、理屈でわかっても感情のコントロールができないのが
更年期症状の特徴ですね。
夫婦の間の空気が悪くならずに済ませるためにも
夫婦一緒に「更年期って何?」ということを知っておくことはとても有効なことです。
すでに更年期の症状があらわれているのなら、
一番は、パートナーに弱いところを見せないでおこうなんて思わず
素直にSOSを出して、話し合って理解し合うのがいいと思います。
でも、今まで子供さんのこと以外共通の話題がなかったり、
あまり会話をしてこなかった場合は、いきなり一緒に理解するといっても
受け入れてくれないこともありますね。
そんなときは更年期の資料を渡したり、つらい思いをメモなどに書いたものを
読んでもらうことをきっかけにして、そこから理解し合うのもひとつの方法ですね。
おわりに
これは、奥さんからご主人に対してだけではなく、
ご主人から奥さんに対しても同じことが起きる可能性があります。
更年期の症状は女性だけではなく、男性にもあるからです。
だから、夫婦の年齢が40代を迎えたら、
一緒に更年期についての知識を得るのはいいことですよね。
私も今思えば、更年期障害が出る前に主人と一度でも
更年期障害について知識を持つ機会を持ってたらなあ、と思います。
私が宣言をするまでもなく、変化に気づいてもらえたかもしれないですしね。
できることなら自分から言うよりも、
長年一緒にいるパートナーに気付いていたわってもらえると、やっぱり一番うれしいし、
気持ちも救われるし、お互いの信頼関係も増すのではないでしょうか^^
この先、主人に更年期の症状が出たときは、
主人の変化には気づいてあげやすいかな、と思いますし、
もし主人がイライラしたり気持ちが不安定になったとしても、
知識がないときとは受け止め方が変わってくるのでは、と思っています。
そして、相手の変化に気づいて思いやれることで、
受けた側が自分自身の現状に気付くことも多々あります。
そこから、本当に自分たちに合った更年期症状の乗り越え方も
見えてくるのではないかなと感じています。
スポンサーリンク